見よ、わたしが大いなる苦しみにあったのは、 わが幸福のためであった。 あなたはわが命を引きとめて、 滅びの穴をまぬかれさせられた。 これは、あなたがわが罪をことごとく、 あなたの後に捨てられたからである。
わたしこそ、わたし自身のために あなたのとがを消す者である。 わたしは、あなたの罪を心にとめない。
わたしは地に下り、 地の貫の木はいつもわたしの上にあった。 しかしわが神、主よ、 あなたはわが命を穴から救いあげられた。
人はもはや、おのおのその隣とその兄弟に教えて、『あなたは主を知りなさい』とは言わない。それは、彼らが小より大に至るまで皆、わたしを知るようになるからであると主は言われる。わたしは彼らの不義をゆるし、もはやその罪を思わない」。
主よ、あなたはわたしの魂を陰府からひきあげ、 墓に下る者のうちから、 わたしを生き返らせてくださいました。
わたしに示されたあなたのいつくしみは大きく、 わが魂を陰府の深い所から助け出されたからです。
あなたはその民の不義をゆるし、 彼らの罪をことごとくおおわれました。〔セラ
主はわたしを滅びの穴から、泥の沼から引きあげて、 わたしの足を岩の上におき、 わたしの歩みをたしかにされた。
悪しき者は高ぶって貧しい者を激しく責めます。 どうぞ彼らがその企てたはかりごとに みずから捕えられますように。
その時、わたしは言った、 『わたしは自分の巣の中で死に、 わたしの日は砂のように多くなるであろう。
神は彼をあわれんで言われる、 『彼を救って、墓に下ることを免れさせよ、 わたしはすでにあがないしろを得た。
しかし主よ、あなたは彼らを 滅びの穴に投げ入れられます。 血を流す者と欺く者とは おのが日の半ばも生きながらえることはできません。 しかしわたしはあなたに寄り頼みます。
東が西から遠いように、 主はわれらのとがをわれらから遠ざけられる。
しかし、わたしは何を言うことができましょう。 主はわたしに言われ、 かつ、自らそれをなされたからである。 わが魂の苦しみによって、 わが眠りはことごとく逃げ去った。
主はあなたのすべての不義をゆるし、 あなたのすべての病をいやし、
あなたのいのちを墓からあがないいだし、 いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、
わが魂がわたしのうちに弱っているとき、 わたしは主をおぼえ、 わたしの祈はあなたに至り、 あなたの聖なる宮に達した。